カップの素材によって、コーヒーの味は変わるのか?
こんにちは。珈琲大好きblack_coffeeです。
暑いですね。暑いので、我が家のコーヒーたちは冷凍庫の中です。
ところで、スタバに行くと「マグカップにしますか?紙コップにしますか?」って
よく聞かれますよね。小市民な自分は、「マグカップの方が量、多そうだな」
と思って毎回「マグカップでお願いします」と言ってしまいますが。
同時に「マグカップと紙コップでは、コーヒーの味も変わるんじゃない?」と
密かにずっと疑問を抱いておりました。
そこで今回、その長年の疑問をクリアするべく立ち上がりました!
まず、用意したのは、下記のカップ四種類!↓
写真左から ①紙コップ ②ボーンチャイナ ③陶器 ④磁器
ボーンチャイナと磁器って同じようなものだと思っていたのですが、
ボーンというだけに、ボーンチャイナには牛の骨灰が入っていて、
磁器より2倍ほどの強度があって、磁器とは別物のようなので、
今回は、磁器もボーンチャイナも両方用意しました。
(しかし、ボーンチャイナのボーンって骨のことだったんですね。
ずっとborn China だと勘違いしてました…)
さて、この4つのカップに同じコーヒーを入れて飲み比べしてみたのですが、
その際、味が均等になるよう、4杯分をまとめてドリップしたあと、
それぞれのカップに注いでいくという方法をとりました。
また、苦めのコーヒー、バランスのとれたコーヒー、酸味の強いコーヒー、
直火焙煎のコーヒーといった風に色んなタイプのコーヒーで
実験を繰り返してみました。その結果はこちらです!
①紙コップ:味が全体的にまろやかになる
②ボーンチャイナ:磁器に近いが磁器より酸味と直火焙煎の香ばしさを感じやすい
③陶器:苦み以外のものを吸い取る、とくに直火焙煎の香ばしさが消えてしまう
④磁器:あらゆるものがバランスよく感じられる
(ちなみに、バランス型で直火焙煎でないコーヒーでは、あまり差は出ませんでした)
実験をしてみて、スタバのコーヒーが強すぎると思う方は紙コップで飲んだ方がいいし、スタバの味がちょうどいいという方は、マグカップで飲むのが良いのではないかと思いました。また、直火焙煎の良さを味わいたいなら、陶器はおすすめできないなぁと思いましたし、すべての点でバランスがいいのは、やはり磁器だなぁと思いました。当たり前といえば、当たり前のような結果になりましたが、実際、飲んでみるとその違いは思った以上で、長年の疑問が解けてすっきりしました。
*ちなみに、このブログの飲み比べは②のボーンチャイナのカップでやっております。ドリップパックにちょうどいいサイズなので、今後もこちらのカップを使って記事を書いていこうとは思っているのですが、磁器で飲むより、酸味と直火焙煎の香ばしさがやや強めに出ると気付きました。今後は、その辺りのことを加味して、記事を読んでいただけたら、とてもありがたいです。