一杯のコーヒーをドリップしながら

〜コーヒーの飲み比べ、はじめました〜

北欧とコーヒー~カップ・オブ・エクセレンス(COE)、スペシャルティコーヒー、丸山珈琲など~

 

 こんにちは。珈琲大好きblack_coffeeです。

北欧系のコーヒーとか、北欧系カフェとか時々ききますけど、

北欧系のコーヒーって何か?と聞かれると全然わかりません。

北欧には、前から漠然としたあこがれがあります。

あこがれがうまれたのは、昔、イルムスでみた

北欧系の食器の美しさとか実用性とか、

東山魁夷の描いたフィンランドの風景とかからです。

そこで、今日は前からあこがれている北欧の

コーヒーの特徴について調べてみました。

参考にしたのは、本です。

とりあえず近所の図書館で、北欧とコーヒーに関する本を

手あたり次第、借りて読んでみました。

その結果、へぇと思ったことをまとめてみます。

 

 

1、北欧のコーヒーの特徴

 ライトローストで酸味がある。なぜライトローストなのかというのは、諸説あって~深煎りにすると豆が減るので、貧しい時代にライトローストにしていた名残説、ベリー系の食べ物に合うから説など~どれが本当かは結局わからなかったのですが、個人的には後者のベリー系の食べ物に合う説が面白いなと思いました。いまどきの酸味味わう系のコーヒーには、一度ベリー系の食べ物を合わせてみようと思いました。でも、北欧でも苦いコーヒーも飲めるそうです。まぁそうですよね。日本でも色んなタイプのコーヒーが飲めますし。

 

2、カップ・オブ・エクセレンス(COE)、スペシャルティコーヒー

 カップ・オブ・エクセレンス(COE)とか、スペシャルティコーヒーという言葉はよく聞きますが、どちらも北欧と縁の深いものだとはじめて知りました。COEとは、どういうコーヒーなのかということは、こちらが参考になります。↓

要は、高品質なコーヒーなわけですが、COEのポイントはそこだけではなくて、COEに選ばれたコーヒーは、ネットオークションにかけられ、そうすることで、中間搾取なしで、落札金額が生産者に届くというシステムでもあるということです。そして、このCOEが有名になる前から、コーヒーに積極的に高値をつけてこのシステムをサポートしてきたのは、オスロ(ノルウェー)のロースター、ソルベルグ&ハンセンなのだそうです。

また、スペシャルティコーヒーというのは、このCOEと密接な関係にあり、スペシャルティコーヒーの概念が確立したのは、アメリカでだそうですが、この言葉をはじめに使ったのはノルウェー出身の女性だったそうです。COEとスペシャルティコーヒーの関係については、こちらを参照ください。↓

結局、カップ・オブ・エクセレンス(COE)もスペシャルティコーヒーも北欧、それもノルウェーと関係が深いものだったようです。

 

3、丸山珈琲と北欧

 このブログで、最近よく読まれているのは丸山珈琲の記事、厳密にいえば、北野エース限定の丸山珈琲の記事なのですが↓

この丸山珈琲がじつは北欧のコーヒーと縁が深いと知って驚きました。丸山珈琲は、当時、コーヒーのコーチを招致するにあたり、老舗のイタリアからか、コーヒーブームの発信地アメリカ西海岸からか、北欧からにするか悩んでいたが、まだ手付かずだった北欧の人にお願いしたとの由。というのも、海外のあちこちでは、デンマーク人のフリッツさんこそ、世界一のコーチだと言われていたそう。それで、丸山珈琲はフリッツさんにバリスタ教育をお願いし、丸山珈琲のバリスタのスタイルはこのフリッツさんが作ったものになったとか。そういう話をきくと、丸山珈琲と北欧のコーヒーの関係って、深いんだなと驚きました。

 

4、おすすめの本

 北欧とコーヒー関係の本を図書館であるだけ借りて読んでみましたが、一冊だけおすすめするとしたら、『コーヒーとパン好きのための北欧ガイド 改訂版』(森百合子著)です。タイトルにパン好きの~とありますが、コーヒーの内容も詳しいです。またパン好きの~とあるだけに、コーヒーに合わせた北欧の食パン、スイーツ、デニッシュについても詳しいです。セムラなどスイーツのレピシもいくつか載っていますよ。わたしは作る気力はないですが(笑)

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 北欧のコーヒーについて調べてみたら、コーヒー界隈でよく聞く言葉たちが、思いがけず北欧と関係が深いのだとわかって面白かったです。